参考書・問題集について(1)

参考書や問題集は昔ながらのものをまだまだ現役で使うことができます。

古くなっている内容などは、改訂されています。

旺文社「基礎英文問題精講」が一番の好例です。

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基礎英文問題精講

昨年あたりに4訂版が出て、ずいぶん内容が新しくなったとともに、構文編は少し易しくなったかなという印象です。解釈しにくい、難解な構文も相変わらずちらほら含まれてはいますが。

例えば第一番目の構文の内容はタトゥーについての文章です。
しかもタトゥーを民族的に肯定している文化に言及し、一概に拒否するべきものなのか、という倫理的な問題提起をしている好文です。変わったな、現代的に刷新されたな、という印象を一目で受けました。

それでも、文脈編、応用問題編と、一筋縄でいかない手強い問題集であることには、「基礎英文問題精講」はその占めている地位を奪われていません。国公立大学を受験したいのなら、難関と言われる国公立であるほど、やり込むことが必要だと言われている一冊です。